とれまがファイナンス - 本日の相場見通し/反発想定も、ボルカー証言控え模様眺め気分強まる - カブ知恵速報

１日の米国株式市場は３日ぶりに反発です。ＮＹダウは前週末比118.20ドル高の10185.53ドル、ナスダック総合指数は同23.85ポイント高の2171.20ポイントで取引を終えました。１月のＩＳＭ製造業景況感指数が58.4と市場予想の55.5程度を上回ったことが好感されました。

ＮＹ円相場は続落です。前週末終値比35銭円安・ドル高の１ドル＝90円55～65銭で取引を終えました。円は対ユーロで３日ぶりに大幅に反落です。前週末比１円10銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝126円20～30銭で取引を終えました。

ＮＹ原油先物相場は５日ぶりに反発です。ＷＴＩ期近の３月物は前週末比1.54ドル高の１バレル74.43ドルで取引を終えました。ＮＹ金先物相場は反発です。４月物は前週末比21.2ドル高の１トロイオンス1105.0ドルで取引を終えました。

シカゴ日経平均先物（円建て）は10285円大証終値比95円高でした。

米株反発、円安を好感した買いが先行する見通しです。日経平均の想定レンジは10200円～10400円程度です。輸出関連株や、資源関連が買われ、相場を押し上げるとみています。

ただ、米上院銀行委員会の金融規制についての公聴会で、ボルカー経済再生諮問会議議長が証言します。ボルカー氏の証言内容への市場の関心は高いため、それを受けた米国金融市場の動向を見極めたいとのムードが強まる見通しです。このため、終日、積極的な売買は手控えられると考えます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）