とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/18日前場の日経平均は前日比104.06円安の10059.74円 - カブ知恵速報

18日前場の日経平均は前日比104.06円安の10059.74円、高値は９時23分の10132.66円、安値は９時59分の10027.85円。東証一部の売買代金は5428億円、値上がり銘柄数は409銘柄、値下がり銘柄数は1105銘柄、変わらずは168銘柄。日経平均は２日続落。

17日のＮＹダウ３日続落し、前日比132.86ドル安の10308.26ドルで取引を終えた。週間の新規失業保険申請件数は48万件と、前週比7000件増加し、市場予想平均の46万5000件を上回ったことや、ギリシャの格付け引き下げなどの欧州の信用懸念、そして、前日夕にシティが発表した公的資金返済のための新株発行価格が市場実勢を大きく下回ったことなどが、悪材料視された。

コンファレンスボードが発表した11月の米景気先行指数が市場予想平均を上回ったことや、フィラデルフィア連銀が発表した12月の製造業景況指数も市場予想に反して上昇したことは、相場への影響は限定的だった。

ＮＹ円相場は３日続落した。前日比20銭円安・ドル高の１ドル＝89円90銭～90円00銭で取引を終えた。円は一時90円38銭まで下落した。円は対ユーロで３日ぶりに反発した。前日比１円45銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝128円95銭～129円05銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は３日ぶりに反落した。ＷＴＩ期近の１月物は前日比0.01ドル安の１バレル72.65ドルで終えた。ＮＹ金先物相場は大幅に反落した。２月物は前日比28.8ドル安の１トロイオンス1107.4ドルで終えた。

米株下落を嫌気して、前場の東京株式市場は軟調な展開となった。東京外国為替市場で、円高基調となったことが嫌気され、売り圧力が強まった。また、買い手掛かりに不足している週末ということで、閑散相場となった。

東証33業種では、石油・石炭製品、海運、ゴム製品、サービス、食料品、パルプ・紙、水産・農林の７業種が値上がりした。一方、非鉄金属、鉱業、銀行、卸売、証券、商品先物、不動産、その他金融、機械、電気機器、小売、精密機械などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは不動テトラ（1813）、２位は日成ビルド工業（1916）、３位はテイクアンドギヴニーズ（4331）。一方、値下がり率トップはトウペ（4614）、２位は東京窯業（5363）、３位はベンチャーリンク（9609）。