
『Excelシートで簡単にできる 実践システムトレード入門』(日本実業出版社) よりコラムを抜粋して書いていきます。
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写真は川崎のあおい書店です。(大きい本屋さんです)となりの中国株の本みたく高~く積み上げて欲しいところです(笑)。
~さて、コラムです。
「データの先読み」とは、今日の売買シグナルの算出に、翌日のデータなど「まだ起きていない将来のデータ」を使用してしまうことです。
「そんなミスするはずがない」とお感じになる読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、Excelシートを使って、売買モデルを作成・検証する場合、売買シグナルを算出する数式の参照位置が下に1行ずれてしまうと、「データの先読み」をしてしまうことになります。
たとえば、移動平均の交差をベースに売買モデルを作成し、1日先の「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」を基準に売買した場合、どうなると思いますか?
結論を言うと、「儲かる」売買モデルが出来てしまいます。
なぜなら、翌日の「ゴールデンクロス」を先回りして「買い」、翌日の「デッドクロス」を先回りして「売り」ますので、常に一歩有利なタイミングで売買することになるからです。
こうした「データの先読み」を防ぐためには、Excelの「トレース機能」を使って、当該セルの数式がどのセルを参照しているかを確認しながら、数式を入力しましょう。
そうすれば、「データの先読み」によって生まれた売買モデルを「絶対儲かる売買モデル」と勘違いし、ぬか喜びせずにすむでしょう。