今朝、伝わってきた情報。
「先週、ある街金に、首都圏を本拠とする不動産関連企業の社
長が融資を頼んできた」というもの。
　兜町では、しばしばこんなウワサ話が駆け巡る。もちろん真
偽は不明だ。

　ただし、一般のメディアからこうした情報が流れることは、
まずない。
　というのも、リスク情報を流すのは危険が伴うからだ。経営
不安の情報が流れれば、当然ながら株価は叩き売られる。これ
により信用力が低下すれば、最終的には経営破たんに結びつ
くケースもある。
　ひとつのニュースが、企業の将来を左右することもあるのだ
。

　それゆえに、このブログでも企業の実名を挙げて「危ない」
と書くことはないだろう（経営状態以外の暴露ネタでは、企業
名を出すことはあると思うが）。
　ただ、投資家にとって、企業の状態を知るのは大切。そのためのヒントは提供していきたい。

　たとえば、不可思議な資本増強のリリース、経営姿勢が変わったヒントとなるリリース、頭の片隅に留めておきたい新規事業のニュースなどは、できるだけこのブログに書いていきたいと思っている。

　個人的には、危機が広がらないためには、（米国のように）政府か金融当局が早めに対策を打つべきだと思っているが…。

　さて、今週はどうなるか？