
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月20日 08時34分
本日の相場見通し/円相場が1ドル=100円台なら、本日の日経平均は堅調に推移
19日の米国株式市場では、NYダウは5日ぶりに反落し、前日比8.99ドル安の15967.03ドル、ナスダック総合株価指数は続落、同17.52ポイント安の3931.55ポイントだった。短期的な過熱感及び高値警戒感に加え、FRBが20日、10月29~30日に開いたFOMCの議事要旨を発表するため、内容を見極めたいとして買いを手控え気分が強かった。
NY円相場は反落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=100円10~20銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落し、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=135円50~60銭で取引を終えた。円は一時135円73銭まで下落し、2009年11月4日以来、約4年ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の12月物は前日比0.31ドル高の1バレル93.34ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。12月物は前日比1.2ドル高の1トロイオンス1273.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は15210円大証清算値比60円高だった。
円相場が1ドル=100円台なら、本日の日経平均は堅調に推移しよう。想定レンジは15000円~15300円程度。市場では、日銀が20~21日に開く金融政策決定会合で、緩和的な金融政策の長期化を示唆するとの思惑が強いため、明日までは日本株は売り難い状況だ。また、約120兆円の年金資金を運用する日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について、公的年金の運用改革を議論する日本政府の有識者会議がまとめる最終報告で、不動産など比較的リスクの高い資産を運用対象に加えるよう提言するとの期待も、相場のサポート要因として意識され続けよう。
ただし、15200円台から上値を追うには一段の円安が必要だ。そうでない限り、そのレベルでは、利益確定売りが優勢な状況だ。一方、今回の相場上昇で多大な含み損を抱えている売り方は押し目で、デルタ・ショートを可能な限り、デルタ・ロングに近づけるポジション調整を続けるため、相場は非常に底堅い状況も継続しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)