
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月18日 07時59分
本日の相場見通し/「閑散に売りなし」という相場格言が当てはまる展開
17日の米国株式市場は反発し、NYダウは前日比18.67ドル高の15470.52ドル、ナスダック総合株価指数は同11.50ポイント高の3610.00ポイントと、2000年9月29日以来、約12年10カ月ぶりの高値で取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.64(4.44%)安の13.78だった。バーナンキFRB議長は17日、「景気が予想以上に回復すれば証券購入減額のペースを幾分早める可能性がある」と述べると同時に、今後の経済見通しや金融市場の動向をみて判断するもので「決して予断を持たない」と強調した。
NY円相場は反落し、前日比50銭円安・ドル高の1ドル=99円55~65銭で終えた。円は対ユーロで下落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円65~75銭で終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の8月物は前日比0.48ドル高の1バレル106.48ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。8月物は前日比12.9ドル安の1トロイオンス1277.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物9月限(円建て)は14670円大証清算値比70円高だった。
バーナンキFRB議長の議会証言を無難に通過したものの、国内では21日投開票の参院選を控えている。その一方で、与党大勝後の「アベノミクス」強力推進期待が根強く、下値は下値で堅そう。このため、今日明日は、「閑散に売りなし」という相場格言がピッタリ当てはまることになりそう。日経平均の想定レンジは14500円~14800円程度。
ところで、NY債券市場で長期債相場は上昇した。10年物国債利回りは前日比0.04%低い2.49%で終えた。バーナンキFRB議長の米下院の証言内容が、緩和縮小をさほど急がない「ハト派」寄りの内容だったと受け止められ、債券に買いが入った。これはドル高一服要因であり、日経平均にはややネガティブだ。
個別では、17日の東京株式市場では国際展開力が評価され、ソフトバンク株の時価総額が7兆4000億円強に達し、東証1部ではトヨタ(7203)、三菱UFJFG(8306)に次ぐ3位に浮上したことが話題になっていた。同社株は昨日の日経平均を1銘柄で34.83円押し上げた。当面は、同社株の動向が日経平均のザラ場中の動きに大きな影響を与え続けることになりそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)