
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月05日 08時20分
本日の相場見通し/反落スタート後は、円相場横睨みの神経質な展開
4日の米国株式市場は反落し、NYダウは前日比76.49ドル安の15177.54ドル、ナスダック総合株価指数は同20.11ポイント安の3445.26ポイントだった。ダウに関しては、1月15日以降、20週にわたって続いてきた火曜日の連続上昇記録が途切れた。恐怖指数(VIX指数)は同0.01(0.06%)安の16.27だった。FRBによる量的金融緩和策の早期縮小に対する警戒感から売りが優勢だった。また、5日発表の5月の「ADP全米雇用リポート」や7日の5月の雇用統計発表を控え、模様眺め気分も強かった。
NY円相場は5日ぶりに反落し、前日比50銭円安・ドル高の1ドル=100円00~10銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反落し、前日比85銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円95銭~131円05銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の7月物は前日比0.14ドル安の1バレル93.31ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落した。8月物は前日比14.7ドル安の1トロイオンス1397.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は13570円大証清算値比80円安だった。
米株が軟調のため、本日の日経平均は反落スタートが予想される。その後は、円相場横睨みの神経質な展開だろう。想定レンジは13300円~13800円程度。FRBによる量的金融緩和策の早期縮小リスクを背景に、世界の金融市場はボラタイルな動きが続いている。また、HFT(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)やCTA(コモディティー・トレーディング・アドバイザー(商品投資顧問))の活発な売買の影響も色濃く出続ける公算が大きい。これらに加え、14日のメジャーSQを前にした、デルタ・ロングの投資家の敗戦処理に伴う切羽詰った売買と、デルタ・ショートの投資家の利益確定に伴う売買が錯綜し続けることが予想される。
なお、予断は許せないとはいえ、日経平均は昨日の13060.94円で目先底を打った可能性が高いとみている。野田佳彦前首相が衆院解散を表明し、「アベノミクス相場」が始まった2012年11月14日の前日の13日終値は8661.05円、そして、13年5月23日高値は15942.60円だ。上昇幅は7281.55円。押し目メドは、38.2%押しの13161.05円、半値押しの12301.83円、61.8%押しの11442.60円などが挙げられるが、一応、38.2%押しをクリアしたため、最低限の値幅調整は終えたとみてよいだろう。東証一部の騰落レシオ(25日移動平均)は3日の86.88から4日には87.87と底打ちの兆しも出ている点にも注目しておきたい。だが、日柄(時間)的、また、需給・スケジュール的には、SQまでは本格的な反発は期待薄ともみておく必要はあるため、ボラティリティーが顕著に低下するまでは、不安定な相場が続くことは覚悟しておきたい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)