
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月12日 15時14分
相場概況(主力株)/12日の日経平均は前日比34.24円安の12314.81円
12日の日経平均は前日比34.24円安の12314.81円、高値は12433.60円、安値は12314.81円。東証一部の出来高は42億3651万株、売買代金は2兆8189億円、時価総額は358兆631億円、値上り銘柄数は440銘柄、値下がり銘柄数は1181銘柄、変わらずは83銘柄。日経平均は9日ぶりに小幅反落。
11日のNYダウは7日続伸し、5日連続で過去最高値を更新、前週末比50.22ドル高の14447.29ドルだった。ダウの7日続伸は昨年3月7~15日以来、ほぼ1年ぶりのこと。恐怖指数(VIX指数)は同1.03(8.18%)安の11.56と、2007年2月以来の低水準となった。
NY円相場は4日続落し、前週末比30銭円安・ドル高の1ドル=96円25~35銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日続落し、前日比85銭円安・ユーロ高の1ユーロ=125円55~65銭で取引を終えた。米株高を受けて積極的に運用リスクを取る動きが広がり、低金利の円を売って、ドル、ユーロなど他通貨を買う動きが強まった。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の4月物は前週末比0.11ドル高の1バレル92.06ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続伸した。4月物は前週末比1.1ドル高の1トロイオンス1578.0ドルで取引を終えた。
米株高・円安を受け、前場の東京株市場は買いが先行した。12日早朝の東京外国為替市場で、円相場は7時40分すぎに1ドル=96円67銭近辺まで、2009年8月12日以来約3年7カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。この動きも好感された。この円安は、黒田東彦アジア開発銀行総裁が日銀総裁に就任すれば、4月3~4日の決定会合を待たずに早期に臨時会合を開いて緩和策を打ち出す可能性を示唆したとの報道がきっかけとなった。ただ、日経平均は2月28日から3月11日まで8営業日連続で上昇し、この8日間で1095.08円(9.73%)の上昇率だった。過熱感が非常に強いため、買い一巡後は利益確定売りが出て、日経平均は昨年来高値圏で、もみ合いとなった。
後場の日経平均はマイナス転換。昨日までの8日続伸による過熱感から当面の利益を確定する売り圧力が一段と強まった。なお、経済産業省は12日、愛知県沖約80キロ・メートルの海底地層から天然ガスの一種「メタンハイドレート」の試験採取に成功したと発表した。海底からのガス採取は世界で初めてという。これを受け、メタンハイドレート関連とされる銘柄の応用地質(9755)、日本海洋掘削(1606)、三井海洋開発(6269)、石油資源開発(1662)などが急騰した。一方、225への寄与度の大きい、ファーストリテイリング(9983)は前日比700円(2.27%)安の30200円と、2日続落した。
東証33業種では、鉄鋼、鉱業、卸売、情報・通信、電気機器、医薬品の6業種が値上りした。一方、証券、商品先物、倉庫・運輸、石油・石炭製品、パルプ・紙、電気・ガス、銀行、不動産、海運、輸送用機器、食料品、建設、非鉄金属などが値下がりした。個別では、東証一部の値上り率トップはモリテックス(7714)、2位は応用地質(9755)、3位はベリサーブ(3724)。一方、値下がり率トップは神栄(3004)、2位はタイガースポリマー(4231)、3位はリゾートソリューション(5261)。