< 相場概況(主力株)/8日の日経平均は前日比315.54円高の12283.62円

来週の為替見通し/レンジは1ドル=93.00-98.00円を想定 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

03月08日 16時35分

来週の相場見通し/堅調相場が続く、想定レンジは11900円~12600円程度

来週の日経平均は堅調相場が続く見通し。想定レンジは11900円~12600円程度。8日の日経平均終値は12283.62円と、リーマン・ショック直前の2008年9月12日に付けた12214.76円を上回り、約4年半ぶりの水準を回復した。7日のNY市場で、一時1ドル=95円10銭に下落し、2009年8月18日以来約3年7カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けたことや、NYダウが7日まで、3日続けて過去最高値を更新したことなどが好感された結果だ。

3月の日経225のSQ値は12072.98円だ。これを上回って推移する限り、好需給を背景に、上値を追うだろう。しかし、これを割り込むと、需給はやや悪化し、押し目形成の局面に入るとみている。

下値サポートは、まずは5日移動平均線(8日現在、11903.94円)で、これを割り込むと、日足ベースの一目均衡表の転換線(同、11768.79円)、基準線(同、11645.69円)、25日移動平均線(同、11460.74円)などが意識されるだろうが、相当なショックが発生しない限り、5日移動平均線が押し目限界だと考える。

一方、上値だが、なかなかメドを設定し難いが、月足ベースの一目均衡表の雲上限(同、12647.64円)を想定しておきたい。

確かに、短期テクニカルの過熱感はある。しかし、なんらかのきっかけがないと、なかなか利食い売りが優勢になり、調整入りしそうにない状況だ。国内ではそのような材料が見当たらないため、きっかけは、欧州発、または、米国発の悪材料になりそうだ。それがどのようなものなのか、現時点では予想はできないが、なんらかの悪材料を受け、為替市場で円高が発生し、それを嫌気する格好で、東京株式市場は調整入りすると考えるのが自然だろう。

ただし、足元の日経平均の異様な強さ、上昇の主因は、ファーストリテイリング(9983)の存在を抜きにしては語れない。同社の株価は、「アベノミクス相場」の起点となった昨年11月14日の終値16690円が、3月8日終値は31500円と、約1.89倍に達し、特に今週だけで6120円も上昇した。これについては、「株価指数の押し上げ(SQ値の押し上げ)を狙った投機的な買い」が真犯人とみられる。

このため、仮に、内外で悪材料がなくとも、SQ通過で、いったんお役ゴメンとなったファーストリテイリングが、調整入りすれば、日経平均も何事もなかったように、調整入りする可能性は高いと考える。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)