
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
02月06日 08時30分
本日の相場見通し/東京株式市場は買いが先行
5日の米国株式市場は反発、NYダウは前日比99.22ドル高の13979.30ドル、ナスダック総合株価指数は同40.41ポイント高の3171.58ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.95(6.48%)安の13.72だった。1月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想を上回ったことや、1月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことが好感された。
NY円相場は大幅反落し、前日比1円30銭円安・ドル高の1ドル=93円60~70銭で取引を終えた。日銀の白川方明総裁の任期満了前の辞任表明を受け、より積極的な金融緩和に踏み切るとの観測が浮上し、円が売られた。円は対ユーロでも大幅に反落し、前日比2円30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=127円10~20銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の3月物は前日比0.47ドル高の1バレル96.64ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。4月物は前日比2.9ドル安の1トロイオンス1673.5ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は11265円大証清算値比185円高だった。
米株大幅反発と円の大幅下落を受け、本日の東京株式市場は買いが先行する見通し。日経平均の想定レンジは11200円~11400円程度。白川総裁の任期満了前辞任は買い方にはポジティブサプライズ。一方、短期筋中心に、5日の大幅安で上昇一服を織り込み、ニュー・ショートが多少積み上げられた感が強い。しかし、売り方にとってはネガティブ・サプライズの材料が出たため、狼狽した買戻しが本日は入る可能性がある。
市場では、白川体制下で開催される金融政策決定会合は2月13~14日と3月6~7日の残り2回で、辞める前に金融緩和強化を決めるとの観測が強まっている。さらに、次期日銀総裁は誰がなっても、政府と歩調を合わせて強力な緩和を行う人物が就くとの見方が根強いため、少なくとも次期総裁が決まるまで、日本株は下がり難く、円は売られ易い良好な相場環境が続きそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)