
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
02月01日 08時29分
本日の相場見通し/今期の業績悪をほぼ無視する可能性が高い
1月31日の米国株式市場では、NYダウは続落し、前日比49.84ドル安の13860.58ドル、ナスダック総合株価指数は3日続落、同0.18ポイント安の3142.13ポイントで取引を終了した。恐怖指数(VIX指数)は同0.04(0.28%)安の14.28だった。1月の米雇用統計の発表を明日1日に控えて模様眺め気分が強まった。米新規失業保険申請件数が前週比で増加したことは嫌気された一方、1月のシカゴ購買部協会景気指数が前月から大幅に上昇し、12年4月以来、7カ月ぶりの水準に回復し、市場予想も上回ったことは好感された。
NY円相場は続落し、前日比60銭円安・ドル高の1ドル=91円65~75銭で取引を終えた。一時91円79銭まで下落し、2010年6月16日以来、約2年7カ月ぶりの円安水準を付けた。円は対ユーロで3日続落し、前日比90銭円安・ユーロ高の1ユーロ=124円45~55銭で取引を終えた。一時124円57銭と10年5月4日以来、約2年9カ月ぶりの円安水準を付けた。
NY原油先物相場は4日ぶりに反落した。WTI期近の3月物は前日比0.45ドル安の1バレル97.49ドルで取引を終えた。NY金先物相場は下落した。4月物は前日比19.6ドル安の1トロイオンス1662.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は11135円大証清算値比25円高だった。
米株は軟調ながら、円相場が円安に振れているため、本日の日経平均は堅調推移が見込まれる。想定レンジは11050円~11250円程度。なお、昨日前引け後に12年4~12月期決算を発表した海運大手3社の決算は、いずれも本業の悪化が示され、発表直後は売りが出たが、その後、海外投資家や個人と観測される押し目買いや、リバウンド狙いの買いで切り返した。このように、投資家の関心は、来期以降に移っており、今期の業績悪をほぼ無視する可能性が高い。なぜならば、今期は、中国のデモなど特殊要因もあったことに加え、円安や、世界の景気回復は昨年秋以降であり、今期業績への影響は限定的であるからだ。それ故、円安・世界景気回復をフルに寄与する来期業績に市場が期待することは頷ける。
ところで、1月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の前月比増加幅は16万6000人程度と、昨年12月の15万5000人増とほぼ同水準の伸びが市場コンセンサスになっているようだ。失業率は前月比横ばいの7.8%が予想の中心だという。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)