
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
01月28日 08時33分
本日の相場見通し/日経平均は11000円トライ、石炭・軍需関連に注目
25日の米国株式市場では、NYダウは6日続伸、前日比70.65ドル高の13895.98ドルと、07年10月31日以来、ほぼ5年3カ月ぶりの高値を付けた。ナスダック総合株価指数は反発し、同19.33ポイント高の3149.71ポイントだった。P&Gが発表した12年10~12月期決算は、純利益が前年同期の2倍超に拡大するなど、良好な決算が相次ぎ、買い安心感が強まった。
NY円相場は続落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=90円85~95銭で取引を終えた。一時91円20銭まで下げ、10年6月21日以来、約2年7カ月ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで大幅続落し、前日比1円55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=122円30~40銭で取引を終えた。一時122円78銭と11年4月11日以来、約1年9カ月ぶりの安値を付けた。ECBが25日、11年12月に実施した3年物オペ(LTRO)の一部を欧州の金融機関が返済すると発表した。これがユーロ買い材料になった。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の3月物は前日比0.07ドル安の1バレル95.88ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。2月物は前日比13.3ドル安の1トロイオンス1656.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は10970円大証清算値40円高だった。
米株高と円安を背景に、本日の東京株式市場は買いが先行する見通し。日経平均の想定レンジは10850円~11050円程度。テクニカル上の過熱感に加え、本格化する国内主要企業の12年4~12月期決算発表を確認したいとのムードの強まりが予想されるため、11000円オーバーでは、売り圧力がやや優勢だろう。しかし、売り方の買い戻し圧力も強く、下値は相当堅そう。
主力の輸出関連を中心に、ほぼ全面高だろうが、物色面では、石炭関連と軍需関連に特に注目する。
まず、電力各社が新設する火力発電所の稼働時期を相次ぎ前倒しすると伝わっている。東電(9501)が12月の運転開始を予定していたのは広野火力発電所(福島県広野町)6号機と常陸那珂火力発電所(茨城県東海村)2号機。いずれも高効率の新設石炭火力で、試運転の名目だが、今夏にほぼ営業運転に近いかたちで稼働させるという。そこで、石炭関連に注目する。
また、政府は26日、13年度予算編成の防衛関係費を、12年度当初比で約400億円(0.8%)増の約4兆6800億円とする方針を固めたと報じられている。防衛費が前年度比プラスとなるのは11年ぶりのことだ。さらに、北朝鮮の朝鮮中央放送は27日、金正恩第1書記が、「強度の高い国家的重大措置を講じるという断固とした決心を表明」したと報じた。これらの材料から、軍需関連に注目しておきたい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)