
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月18日 08時16分
本日の相場見通し/円相場がもみあいなら、日経平均は高値もみあい
17日の米国株式市場は4日ぶりに反発し、NYダウは前週末比100.38ドル高の13235.39ドル、ナスダック総合株価指数は、同39.27ポイント高の3010.60ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.66(3.88%)安の16.34だった。財政の崖を巡って、共和党のベイナー下院議長が17日までにオバマ大統領に対し所得100万ドル超の富裕世帯だけ所得税率上げを受け入れるなど一定の歩み寄り姿勢を示したという。これが好感された。
NY円相場は反落し、前週末比45銭円安・ドル高の1ドル=83円85~95銭で取引を終えた。円はオセアニア市場で一時84円48銭と2011年4月12日以来、約1年8カ月ぶりの安値を付けたが、その後、東京、欧州、NYと、下げ幅を縮めた。円は対ユーロで5日続落し、前週末比50銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円35~45銭で取引を終えた。オセアニア市場で111円29銭まで下落し、3月21日以来、約9カ月ぶりの安値を付けた。対ユーロでも円は下げ渋った。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の1月物は前週末比0.47ドル高の1バレル87.20ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。2月物は前週末比1.2ドル高の1トロイオンス1698.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は9860円大証清算値比40円高だった。
米国株が堅調ながら、円が対ドルで下げ渋っている。これが東京市場で再び円安に振れるようなら、日経平均の1万円回復もあるだろうが、円相場がもみあいなら、日経平均は前日の取引レンジ内で、膠着する公算が大きい。想定レンジは9800円~9950円程度。下値は、19~20日に開かれる日銀の金融政策決定会合での追加金融緩和期待がサポートしよう。
一方、昨日の東証一部の騰落レシオ(25日移動平均)が140.40%と、3月9日の142.71%以来、約9カ月ぶりの高水準にあるなど、短期テクニカルは過熱気味。このため、利益確定売りが分厚く出ることが予想されるため、上値は上値で重そう。それでも、相場の方向性(トレンド)は上向きのため、上振れリスクのほうが大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)