
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月21日 08時37分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは9100円~9300円程度
20日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反落し、前日比7.45ドル安の12788.51ドル、一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同0.61ポイント高の2916.68ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.16(1.05%)安の15.08だった。ヒューレット・パッカード(HP)に子会社の不正会計問題が発覚したことが、嫌気された。また、バーナンキFRB議長が講演で、「財政の崖」の回避に向けて与野党が合意できない場合、その打撃を和らげる手段をFRBは持っていないと述べたことも、悪材料だった。一方、10月の住宅着工件数は前月比3.6%増の年率89万4000戸で、08年7月以来約4年ぶりの高水準となったことは、相場のサポート要因だった。
NY円相場は5日続落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=81円65~75銭で取引を終えた。一時81円76銭まで下落し、4月20日以来、7カ月ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=104円65~75銭で取引を終えた。一時104円77銭と、5月4日以来の安値を付けた。
NY原油先物相場は下落した。WTI期近の1月物は前日比2.53ドル安の1バレル86.75ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。12月物は前日比10.8ドル安の1トロイオンス1723.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は9215円大証清算値比95円高だった。
米株に方向感はないものの、円安基調のため、東京株式市場はこれを好感する見通し。日経平均の想定レンジは9100円~9300円程度。自民党が21日に発表する衆院選の政権公約では、デフレ脱却に向け、2%の消費者物価上昇率を目標に政府・日銀が政策協定(アコード)を結ぶことを明記すると伝わっている。次期首相に最も近いとみられる、安倍自民総裁が最重要視しているのがデフレ・円高からの脱却であり、これは、株式市場が最も実現して欲しい事象だ。当然、これを市場はポジティブに受け止めるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)