
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月14日 08時47分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは8950円~9150円程度
13日の米国株式市場は大幅に3日続伸、NYダウは前日比206.51ドル高の13539.86ドルと2007年12月26日以来、約4年8カ月半ぶりの高値で終えた。ナスダック総合指数は同41.52ポイント高の3155.83ポイントと、2000年11月15日以来ほぼ11年10カ月ぶりの高値だった。恐怖指数(VIX指数)は同1.75(11.08%)安の14.05だった。FRBはFOMC終了後の声明で、QE3を実施すると表明した。政府支援機関の住宅ローン担保証券(MBS)を毎月400億ドル購入する。特定の期限を定めず、雇用情勢の見通しが顕著に改善するまで続ける。現在の低金利政策を少なくとも2015年半ばまで維持するとの方針を示し、従来の2014年後半から延長した。これが好感された。
NY円相場は反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=77円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=100円65~75銭で取引を終えた。一時100円76銭と、7月3日以来約2カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の10月物は前日比1.30ドル高の1バレル98.31ドルで取引を終えた。NY金先物相場は大幅反発。12月物は前日比38.4ドル高の1トロイオンス1772.1ドルで取引を終えた。一時1775.0ドルまで上昇し、中心限月として2月29日以来約6カ月半ぶりの高値を付けた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は9000円大証清算値比80円高だった。
QE3実施を受け米株が上昇したことや、米国債が購入対象から外れたことはポジティブ。しかし、対ドルで円が高止まりしている上、尖閣諸島の沖合で、中国当局の船2隻が、14日午前6時20分ごろ、日本の領海に侵入したのを海上保安庁が確認したと伝わっている。これはネガティブに作用する見通し。日経平均の想定レンジは8950円~9150円程度。
本日は株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ確定後、日経平均がそれを上回るか、下回るかが本日の地合いを決めるポイントになる。なお、3連休前の金曜日でもあり、売り買い共に、ポジションを極端には傾けにくい。トレンド発生は連休明けからということになりそう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)