
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月27日 08時10分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは8400円~8600円程度
26日の米国株式市場でNYダウは大幅続伸し、前日比211.88ドル高の12887.93ドル、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発し、同39.01ポイント高の2893.25ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.81(9.36%)安の17.53だった。スペインとイタリアの国債利回り上昇がユーロの存続を脅かす中で、ドラギECB総裁が26日、ユーロを守るために必要なあらゆる措置を取ると表明し、債券市場への介入も辞さない姿勢を示唆した。これが好感された。
NY円相場は下落し、前日比5銭円安・ドル高の1ドル=78円15~25銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に続落し、前日比1円10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=96円00~10銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の9月物は前日比0.42ドル高の1バレル89.39ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸、8月物は前日比7.0ドル高の1トロイオンス1615.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8530円大証清算値比90円高だった。
ドラギ発言を受けたユーロ高、スペイン国債利回り低下、欧米株高を受け、本日の日経平均は続伸する見通し。想定レンジは8400円~8600円程度。基本は8500円アラウンドのもみあいだろう。だが、ドラギ総裁は具体案を示したわけではない。このため、市場では、8月2日のECB理事会での具体的な議論の進行を見極めたいとのムードが強まる見通し。その一方、政策期待が燻るため、8月2日までは売り込み難いムードも強まろう。
物色面では全面高だろうが、とりわけ、ユーロ高で、精密セクターや電機セクターが買い戻しの対象になりそう。また、極度の悲観からの揺り戻しで、金融セクターや不動産セクターにもリバウンド狙いの買いが向かいそう。一方、4-6月期決算で、最終赤字に転落したフェイスブックが時間外で一段安となったため、SNS関連の上値は重そうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)