
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月23日 08時35分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは8500円~8700円程度
20日の米国株式市場は4日ぶりに大幅反落し、NYダウは前日比120.79ドル安の12822.57ドル、ナスダック総合指数は同40.60ポイント安の2925.30ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.82(5.31%)高の16.27だった。スペインのバレンシア州がこの日、債務返済に向け中央政府に支援を要請する方針を明らかにしたことを受け、スペイン財政やユーロ圏債務危機をめぐる懸念が再燃した。
NY円相場は3日続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=78円40~50銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に3日続伸し、前日比1円5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=95円40~50銭で取引を終えた。一時、95円35銭と2000年11月以来ほぼ11年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
NY原油先物相場は8日ぶりに反落した。WTI期近の8月物は前日比1.22ドル安の1バレル91.44ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。8月物は前日比2.4ドル高の1トロイオンス1582.8ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8610円大証清算値比60円安だった。
欧州債務不安再燃を背景とした、円高・ユーロ安、スペイン国債利回り急騰等を受け、本日の日経平均は続落する見通し。前場は日銀によるETF買い期待で下げ渋る可能性はあるが、前場のTOPIXの下落率が1%未満なら、後場に売りが加速しそう。日経平均の想定レンジは8500円~8700円程度。
なお、一部で、スペインのバレアレス諸島やカタルーニャ州など6州がバレンシア州に続いて、中央政府に支援を求める可能性がある、と同国紙パイスが伝えたと報じられており、スペイン問題は深刻化しつつある。このため、同国の国債利回りが急低下するような動きになるまでは、世界的な株安、ユーロ安、南欧諸国の国債安は継続し、多くの投資家がリスクオフのスタンスを崩すことはないだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)