
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月19日 08時11分
本日の相場見通し/指数は膠着、公共投資・インフラ更新関連が賑わう公算
18日の米国株式市場は続伸し、NYダウは前日比103.16ドル高の12908.70ドル、ナスダック総合指数は同32.56ポイント高の2942.60ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.32(1.94%)安の16.16だった。前日夕に四半期決算と同時に示した業績見通しが一部の警戒ほど悪くなかったとの見方からインテル株が大幅に上昇し、これが他のIT関連株の買い材料になった。6月の米住宅着工件数は市場予想を上回り、約4年ぶりの水準に戻ったことも好感された。
NY円相場は反発し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=78円75~85銭で取引を終えた。FRB発表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)は「米経済活動は全般的に緩やかまたは穏やかなペースで拡大を続けている」との総括判断を示したが、相場への影響は限定的だった。円は対ユーロで反発し、前日比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=96円75~85銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は6日続伸した。WTI期近の8月物は前日比0.65ドル高の1バレル89.87ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。8月物は前日比18.7ドル安の1トロイオンス1570.8ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8775円大証清算値比35円高だった。
スペイン国内銀行の5月の預金残高は前年同月から808億ユーロ減少した。前年同月比の預金流出額としては、統計でさかのぼれる1962年以降で最大となった。これを受け、スペインの10年物国債の利回りが6.9%台に上昇している。これが対ユーロの円高要因として機能し、わが国輸出企業の上値を抑制し、同時に、日経平均の上値を圧迫し続ける。また、米国のQE3期待も、米国株にはプラスだが、同時にこれは対ドルでの円高要因であり、日経平均にはネガティブに作用する。よって、本日の日経平均は8700円~8850円程度のもみあいを想定する。
物色面では、一部で、「1400橋、震度7で崩落も」と伝わり、橋梁株を中心に、防災・減災・耐震化・下水道等の公共投資・インフラ更新関連が賑わう公算が大きい。また、医療・介護や小売など、円高の影響を受け難い銘柄群にも資金がシフトし続ける見通しだ。だが、この内需関連株の購入資金は、外需株と電力株を売却した資金が充当され、市場全体の資金量はあまり変化せず、結果、株価指数は横ばい推移を継続しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)