
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月19日 08時33分
本日の相場見通し/日経平均は3日ぶりに反落する見通し
18日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反落、前週末比25.35ドル安の12741.82ドル、一方、ナスダック総合指数は3日続伸、同22.53ポイント高の2895.33ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.79(13.22%)安の18.32だった。スペインの国内金融機関の4月の不良債権比率が8.7%と前月比で大幅に上昇した。これを受け、18日の欧州債券市場で、スペイン国債の価格が急落し、長期金利の指標となる10年債利回りは7.3%超まで上昇、1999年のユーロ導入以来の最高を更新した。これが嫌気された。
NY円相場は4日ぶりに反落し、前週末比40銭円安・ドル高の1ドル=79円05~15銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前週末比5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=99円40~50銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTI期近の7月物は前週末比0.76ドル安の1バレル83.27ドルで取引を終えた。NY金先物相場は7日ぶりに反落した。8月物は前週末比1.1ドル安の1トロイオンス1627.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8680円大証清算値比50円安だった。
スペイン国債急落を受け、本日の日経平均は3日ぶりに反落する見通し。想定レンジは8600円~8750円程度。基本的に、昨日同様、多くの投資家は様子見スタンスを崩さないため、閑散相場が続く見通し。また、市場参加者、特に、短期筋が減少しているため、日中のボラティリティーも低い状態が継続しよう。
ギリシャが終われば、スペイン。スペインが終わればイタリアという具合に、不安の種は尽きない。こんな状態が続くなら、為替市場では円が高止まりし、日経平均も上値が重い状態は仕方がない。上昇期待が抱けないなら、敢えて、株を買おうという投資家が減るのも当然だ。こんな経済状態で、野田政権は増税実施に全力投球だ。株価低迷は当然の帰結だろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)