
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月18日 08時45分
本日の相場見通し/買い一巡後は、日経平均は伸び悩む公算
15日の米国株式市場は続伸、NYダウは前日比115.26ドル高の12767.17ドル、ナスダック総合指数は同36.47ポイント高の2872.80ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.57(2.63%安)の21.11だった。ギリシャの再選挙後に市場が混乱するケースでは、主要国の中央銀行が協調して流動性を供給するとの見方から、過度な警戒感が和らぎ、買いが優勢だった。
NY円相場は3日続伸し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=78円65~75銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日ぶりに反発し、前日比75銭円高・ユーロ安の1ユーロ=99円45~55銭で取引を終えた。日銀が追加金融緩和を見送ったことが円買い材料になった。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の7月物は前日比0.12ドル高の1バレル84.03ドルで終えた。NY金先物相場は6日続伸した。8月物は前日比8.5ドル高の1トロイオンス1628.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8610円大証清算値比50円高だった。
注目のギリシャの再選挙では、新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が過半数を確保できる見込みとなった。ギリシャのユーロ圏離脱という最悪のシナリオはいったん回避された。これはポジティブに作用する。日経平均の想定レンジは8600円~8750円程度。
しかし、欧州では、イタリアやスペインの国債利回りが上昇するなど、債務不安がギリシャ以外の国へと広がっている。危機の波及を防ぐために、28日から29日に予定されるEU首脳会議で、危機打開にむけた踏み込んだ具体策を示せるかが今後のポイントになる。このため、買い一巡後は、日経平均は伸び悩む公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)