
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月15日 07時39分
本日の相場見通し/日経平均は反発だが、閑散相場は継続へ
14日の米国株式市場は大幅反発、NYダウは前日比155.53ドル高の12651.91ドル、ナスダック総合指数は同17.72ポイント高の2836.33ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.59(10.67%)安の21.68だった。週末のギリシャ再選挙の結果を受けて金融市場に混乱が生じた場合、各国中央銀行が流動性を供給するための協調行動を用意しているとの報道が買い材料になった。
NY円相場は続伸し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=79円25~35銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比50銭円安・ユーロ高の1ユーロ=100円20~30銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の7月物は前日比1.29ドル高の1バレル83.91ドルで取引を終えた。NY金先物相場は5日続伸した。8月物は前日比0.2ドル高の1トロイオンス1619.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8580円大証清算値10円高だった。
米株の上昇と対ユーロでの円高一服を受け、本日の日経平均は反発する見通し。想定レンジは8500円~8650円程度。しかし、17日のギリシャ再選挙に続き、18・19日にはメキシコでG20首脳会議、19・20日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。重要イベントが目白押しとなっている。このため、これら一連のイベントを見極めたいというムードが強い1日になるだろう。これに週末要因が重なり、閑散相場も継続しよう。
14日の欧州市場ではスペインの10年債利回りは危険水準とされる7%を上抜け、ユーロ導入以降の最高を更新。また、イタリアが同日実施した3年物国債入札は、利回りが5.30%に急上昇し、昨年12月以来の高水準に達した。一方、ギリシャ株式市場では、再選挙で緊縮財政派が勝利し、新政権を樹立するとの観測が追い風となり、ギリシャの銀行株指数が20%超上昇した。悲観(警戒)と楽観が交錯し、ユーロ圏を巡る情勢は依然として不透明だ。このため、多くの投資家が様子見スタンスを崩すことは当分なさそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)