
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月31日 08時36分
本日の相場見通し/日経平均は8500円の攻防
30日の米国株式市場は大幅反落し、NYダウは前日比160.83ドル安の12419.86ドル、ナスダック総合指数は同33.63ポイント安の2837.36ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同3.11(14.79%)高の24.14だった。スペインの金融システムに対する懸念が一段と高まった。また、イタリアなどの南欧諸国の国債利回りも急上昇した。これらが嫌気された。4月の仮契約住宅販売指数は4カ月ぶりに前月比で低下し、横ばいを見込んでいた市場予想を下回ったことも悪材料だった。
NY円相場は続伸し、前日比45銭円高・ドル安の1ドル=79円00~10銭で取引を終えた。円は対ユーロで6日続伸し、前日比1円60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=97円75~85銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は大幅続落。WTI期近の7月物は前日比2.94ドル安の1バレル87.82ドルで取引を終えた。NY金先物相場は上昇。8月物は前日比14.7ドル高の1トロイオンス1565.7ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8500円大証清算比110円安だった。
本日の日経平均は8500円の攻防が予想される。想定レンジは8400円~8600円程度。バンキア救済を巡り、スペイン政府の救済資金調達を不安視する投資家が増加していることや、スペイン民間部門の銀行預金が減少したことを受け、同国の金融システムへの緊張がさらに高まったとの印象。また、30日公表の最新のギリシャの世論調査で、緊縮財政に反対する急進左派連合が支持率を30%に広げ、財政緊縮策を支持する政党を上回って首位に立っているという。6月17日の総選挙でギリシャのユーロ圏離脱懸念も一段と強まりそうな情勢だ。
こうなると、ユーロ安、資源・新興国通貨安、欧州高債務国の国債安(利回り上昇)、世界的な株安、原油等商品安、恐怖指数(VIX指数)等の株式市場のボラ上昇、米国債・独国債上昇(利回り低下)、円上昇、などの流れは継続する見通し。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)