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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

05月10日 07時51分

本日の相場見通し/円高が、日経平均の下落バイアスとして作用

9日の米国株式市場では、NYダウは6日続落、前日比97.03ドル安の12835.06ドル、ナスダック総合指数は続落、同11.56ポイント安の2934.71ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.03(5.41%)高の20.08だった。欧州金融安定基金(EFSF)が10日付でギリシャへ42億ユーロの資金支援を実施するとの報道は相場を支えた。一方、スペインの金融システム、財政悪化に対する懸念が再燃し、相場を押し下げた。

NY円相場は続伸し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=79円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日続伸し、前日比85銭円高・ユーロ安の1ユーロ=103円00~10銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は6日続落した。WTI期近の6月物は前日比0.20ドル安の1バレル96.81ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。6月物は前日比10.3ドル安の1トロイオンス1594.2ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8990円大証清算値比50円安だった。

ギリシャの債務問題やスペインの金融システムを巡る不透明感が強まっているため、本日の東京市場も軟調展開が予想される。日経平均の想定レンジは8900円~9100円程度。市場のリスク回避志向が強い状態のため、低金利で調達通貨とされる円への資金流入が進んでいる。そして、この対ドル、対ユーロでの円高が、日経平均の下落バイアスとして作用し続けることになるという悪循環が続く公算が大きい。

なお、9日終値時点の日経225のPBRは0.97倍、TOPIXは0.96倍。また、東証一部の騰落レシオ(25日平均)は65.97%。バリュエーション的にも、テクニカル的にも、いったんは下げ止まっても不思議ではないレベルにある。このため、欧米発のなんらかのポジティブ材料が出て、円相場がいったん円安に振れるようなら、リバウンドに入る公算は大きい。しかし、そのようなきっかけがない限り、現状の底値模索は継続する見通しだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)