
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月12日 07時52分
本日の相場見通し/米株反発、円高一服で、日経平均は8日ぶりに反発
11日の米国株式市場では、NYダウは6日ぶりに反発し、前日比89.46ドル高の12805.39ドル、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発し、同25.24ポイント高の3016.46ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.37(1.81%)安の20.02。アルコアが前日夕に主要企業の先陣を切って発表した四半期決算が市場予想より良好だった。また、欧州債券市場でスペインやイタリアの国債利回りの上昇が一服し、欧州株式相場がほぼ全面高となった。そして、ベージュブックで、引き続き米景気が緩やかに回復していることが確認された。これらが買い材料になった。
NY円相場は6日ぶりに反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=80円80~90銭で取引を終えた。円は対ユーロで6日ぶりに反落し、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=105円95~106円05銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI期近の5月物は前日比1.68ドル高の1バレル102.70ドルで取引を終えた。NY金先物相場は4日ぶりに反落した。6月物は前日比0.4ドル安の1トロイオンス1660.3ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は9500円大証清算値比60円高だった。
米株反発、円高一服で、本日の日経平均は8日ぶりに反発する見通し。想定レンジは9400円~9600円程度。ただし、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射の可能性があるのは12~16日の7~12時。このため、ミサイル発射が報じられた瞬間は、市場が動揺する可能性はある。
テクニカル的に、日経平均の下値メドは、2月16日と17日とで空けた窓(9308.93円~9369.25円)や、75日移動平均線(11日現在、9274.50円)、200日移動平均線(同、9092.07円)など。また、昨年11月の8135.79円から今年3月27日の10255.15円までの上げ幅2119.36円の半値押し9195.47円、61.8%押しの8945.39円もある。ただし、38.2%押しは9445.55円。値幅的には昨日の9388.14円までの下落で既にミニマムの調整幅は終了している。
このため、上昇に転じるきっかけ(米国株リバウンド、対ドル・対ユーロでの円高一服、欧州高債務国債券利回り低下等)がなければ、ズルズルと先に挙げた価格まで調整する公算が大きい。しかし、きっかけさえ出れば、リバウンドに入ることは可能とみている。リバウンド入りのサインは5日移動平均線(同、9599.81円)上抜けだ。上抜け成功なら、まずは、25日移動平均線(同、9934.72円)が戻りメドとなると考えている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)