
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月28日 08時17分
本日の相場見通し/リスクオフを継続、IMF支援準備報道はややポジティブ
25日の米国株式市場では、NYダウは4日続落し、23日終値比25.77ドル安の11231.78ドル、ナスダック総合指数は7日続落し、同18.57ポイント安の2441.51ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.49(1.44%)高の34.47だった。イタリア国債の入札が不調で、2年物国債の落札利回りが通貨ユーロ導入後の最高となったことや、S&Pがベルギー国債を格下げしたこと、などが嫌気された。
NY円相場は4日続落し、23日終値比45銭円安・ドル高の1ドル=77円70~80銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、23日終値比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=102円85~95銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の1月物は、23日終値比0.60ドル高の1バレル96.77ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落。12月物は23日終値比10.2ドル安の1トロイオンス1685.7ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8120円大証清算値比60円安だった。
欧州債務問題が燻り続け、これを背景に、米国株が軟調で、円相場は対ユーロで円高基調。このため、本日の東京株式市場では、多くの投資家はリスクオフを継続する見通し。ただし、27日付イタリア紙スタンパが、イタリアの債務危機が悪化した場合に備え、IMFが中心となって、最大6000億ユーロの支援が準備されていると報じたため、若干不安が後退する公算だ。それでもこれは抜本解決にはほど遠く、投資家が積極的にリスクを取ろうというムードにはならないだろう。日経平均の想定レンジは8100円~8300円程度。
なお、閑散相場の中、国内年金の主力株への買いが観測されているため、ザラ場中に余程の悪材料が飛び出さない限り、これが指数を支える見通しだ。一方、先週末に高値波乱となった材料株が本日も軟調だと、短期筋の手の内、マインドが共に悪化し、相場の体感温度が大幅に低下する可能性があり、注意が必要だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)