
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月07日 15時12分
相場概況(主力株)/7日の日経平均は前日比172.84円高の8763.41円
7日の日経平均は前日比172.84円高の8763.41円、高値は14時28分の8773.26円、安値は9時35分の8702.78円。東証一部の売買代金は1兆1098億円、値上がり銘柄数は1185銘柄、値下がり銘柄数は342銘柄、変わらずは123銘柄。日経平均は4日ぶりに大幅反発。
6日のNYダウは3日続落、2日終値比100.96ドル安の11139.30ドルで取引を終えた。ダウは一時307.73ドル安の10932.53ドルまで売られる場面があった。恐怖指数(VIX指数)は同3.08(9.08%)高の37.00だった。欧州債務・金融システム不安の高まり、及び、米国景気減速懸念から、投資家のリスク回避姿勢が続いた。
NY円相場は反落し、2日終値比85銭円安・ドル高の1ドル=77円60~70銭で取引を終えた。欧州の債務懸念が強まり、ユーロからの逃避資金がドルに流入した。また、スイス国立銀行が、対ユーロのスイスフラン相場に上限を設けると発表。このためスイスフランを避け、ドル選好が強まった。円は対ユーロで5日続伸し、前週末比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=108円65~75銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落。WTI期近の10月物は2日終値比0.43ドル安の1バレル86.02ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落した。12月物は2日終値比3.6ドル安の1トロイオンス1873.3ドルで取引を終えた。
前場の日経平均は4日ぶりに大幅反発。昨日はグローベックスでNYダウの先物が2日終値比で約300ドル安で推移していたため、それを反映する形で、日経平均先物は8600円を割り込んだ。しかし、実際の6日のダウは100ドル安で終了したため、その分の調整が起こった。また、対ドルで円安に振れている点も追い風となった。ただし、ギリシャ国債の保証料率が急上昇するなど、欧州発の金融不安は一向に収まる気配がない。このため、積極的な買いは見送られ、閑散相場だった。
後場の日経平均は上げ幅をやや拡大。アジア株高が追い風になった。公的年金などが断続的に買いを入れていると観測されていた。市場全体としては、オバマ米大統領の議会演説やECB理事会を見極めたいとするムードが非常に強く、積極的な売買が手控えられていた。なお、日銀は金融政策決定会合で、無担保コール翌日物金利の誘導目標を0~0.1%前後に据え置く方針を全員一致で決めたが、追加の金融緩和を見送った。これに対する市場の反応は限定的だった。
東証33業種では、不動産、証券、商品先物、海運、輸送用機器、ゴム製品、精密機械、非鉄金属、機械、石油・石炭製品などが値上がりした。一方、水産・農林、電気・ガス、倉庫・運輸、空運、パルプ・紙の5業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはグリー(3632)、2位はオーイズミ(6428)、3位はヒューリック(3265)。一方、値下がり率トップはランド(8918)、2位はIPATHVIX中期JDR(2029)、3位は明和地所(8869)。