
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月30日 08時32分
本日の相場見通し/買いが先行後、膠着相場へ
29日の米国株式市場は3日続伸し、NYダウは前日比72.73ドル高の12261.42ドル、ナスダック総合指数は同11.18ポイント高の2740.49ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同1.90(9.91%)安の17.27だった。ギリシャ議会が29日、EUなどの金融支援を受ける前提である中期財政計画を承認した。支援の前提の第一関門を突破したことが好感された。また、RMBSの買い取りを巡る訴訟でバンカメが和解を発表したことも買い材料になった。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=80円70~80銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=116円60~70銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の8月物は前日比1.88ドル高の1バレル94.77ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸。8月物は前日比10.2ドル高の1トロイオンス1510.4ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9855円大証清算値比65円高だった。
米株上昇を好感し、本日は買いが先行する見通しだが、ギリシャ議会の中期財政計画可決は既に織り込み済みでもあり、買い一巡後の日経平均は膠着するだろう。想定レンジは9700円~9900円程度。明日、6月の日銀短観と6月のISM製造業景況感指数の発表を控えていることもあり、様子見気分が強まる公算が大きい。
なお、8月末まで70日間の延長が決まった国会は、延長を決めた22日から、審議は1週間以上も全く進まない状態が続いている。このような政治空白が続いている間は、国内発の買い材料が出難いため、外部環境の改善・悪化を織り込んだ後は、相場は膠着し易いとみておく必要がある。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)