
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月28日 08時28分
本日の相場見通し/外部環境改善で堅調も、閑散相場は続く
27日の米国株式市場では、NYダウは4日ぶりに大幅反発し、前週末比108.98ドル高の12043.56ドル、ナスダック総合指数は反発し、同35.39ポイント高の2688.28ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.54(2.56%)安の20.56だった。償還を迎えるギリシャ債券のロールオーバーに関して、フランスの金融機関が政府と大筋で合意したことや、バーゼル銀行監督委員会が25日の会合で決めた巨大金融機関に対する新規制の骨子が警戒していたほど厳しくなかったことなどが、好感された。
NY円相場は反落し、前週末比50銭円安・ドル高の1ドル=80円85~95銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日ぶりに反落し、前週末比1円45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=115円50~60銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の8月物は前週末比0.55ドル安の1バレル90.61ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落。8月物は前週末比4.5ドル安の1トロイオンス1496.4ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9665円大証清算値比75円高だった。
米株が反発し、円高も一服した。これが好感され、本日の日経平均は堅調推移が予想される。想定レンジは9550円~9750円程度。なお、外部環境は改善しているが、国内に積極的な買い材料は見当たらない。このため、買い一巡後は上値を積極的に追う動きは期待できない。また、日経平均がここ最近のレンジ内(9300円~9800円)の動きを続けている限り、市場参加者の増加も期待できず、閑散相場が続く見通しだ。
ところで、菅首相は27日夜、首相官邸で記者会見し、退陣の時期について、3法案(2次補正予算案、再生可能エネルギー法案、特例公債法案)の成立を条件とする考えを示した。つまり、首相は、具体的な辞任時期を明示しないまま、3法案の成立を与野党に迫った。これでは野党の協力は期待できず、国会空転、政治空白は続く見通しで、これは日本株の上値を圧迫し続けるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)