
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月17日 08時22分
本日の相場見通し/225は安値もみあい、太陽光発電関連などの材料株の急落を警戒
16日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比64.25ドル高の11961.52ドル、ナスダック総合指数は続落し、同7.76ポイント安の2623.70ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同1.41(6.61%)高の22.73だった。EUのレーン欧州委員が、ギリシャの当面の資金繰りを助けるため、既存の支援枠を活用した120億ユーロ分の資金支援を先行実施する考えを示したことが一応買い材料になった。また、週間ベースの新規失業保険申請件数などが市場予想比で改善したことも好感された。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=80円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロでは続伸した。前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=114円55~65銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の7月物は前日比0.14ドル高の1バレル94.95ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続伸した。8月物は前日比3.7ドル高の1トロイオンス1529.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9405円大証清算値比5円安だった。
ギリシャに関しては、EUなどが資金繰り支援を決める見通しとなったが、民間負担を巡る議論の決着は依然として見通せない。問題先送りで短期的にはギリシャ国債のデフォルトの危機は去ったが、まだまだ予断の許せない状況が続く見通しだ。また、フィラデルフィア連銀の製造業景況指数はマイナス7.7と、前月のプラス3.9から大幅に悪化し、2009年7月以来最低となり、市場予想の6.8程度のプラスからも大幅に下振れた。米国経済のスタグフレーション入り懸念も燻り続けている。
外部環境がこのように不透明な状況下、国内では呆れるほどの政局の混乱が続いている。本日の日経平均の想定レンジは9350円~9450円程度。東証一部の全銘柄のPBRが16日現在1.01倍で、これが下値サポート要因だ。しかし、それ以外に日本株の下値を積極的に買う材料が見当たらないのが現状だ。なお、本日は週末でもあり、短期のテクニカルで非常に過熱している太陽光発電関連などの材料株の一角が手仕舞い・利食い売りで急落・高値波乱となる展開を危惧しておきたい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)