
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月14日 07時24分
本日の相場見通し/指数は膠着、脱原発・太陽光に短期資金流入継続
13日の米国株式市場では、NYダウは小幅反発し、前週末比1.06ドル高の11952.97ドル、ナスダック総合指数は続落し、同4.04ポイント安の2639.69ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.75(3.98%)高の19.61だった。原油先物相場が下落し、エネルギー株が売られ、相場が押し下げられた。S&Pがギリシャの長期債務格付けを「トリプルC」に3段階引き下げたと発表したことも嫌気された。一方、バロンズに、投資妙味があると指摘された、モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスなど金融株は堅調だった。
NY円相場は続伸し、前週末比10銭円高・ドル安の1ドル=80円15~25銭で取引を終えた。円は対ユーロでは反落。前週末比35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=115円55~65銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落。WTI期近の7月物は前週末比1.99ドル安の1バレル97.30ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落。8月物は前週末比13.6ドル安の1トロイオンス1515.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9420円大証清算値比30円安だった。
米株、円相場に方向感はない。国内に手掛かり材料は見当たらない。このため、本日の日経平均も方向感が出ない見通し。想定レンジは9300円~9500円程度。5月の中国消費者物価指数(CPI)の発表を受け、これが4月のそれを大きく上回るようなら、中国で追加の金融引き締め観測が強まり、後場の東京金融市場は株も円相場も多少動く可能性はある。だが、それほど大きなうねりは生じないだろう。
ところで、ドイツやスイスに続き、イタリアで12~13日に実施された原子力発電の再開の是非を問う国民投票が成立し、政府の原発再開の計画を否決。イタリアも脱原発を選択した。また、三菱商事(8058)が国内でメガソーラーの建設を検討しているとも伝わっている。よって、物色テーマは、「脱原発」だ。とりわけ、太陽光発電に短期資金流入が継続するのだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)