
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月23日 08時29分
本日の相場見通し/軟調な展開、想定レンジは9400円~9700円程度
20日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反落し、前日比93.28ドル安の12512.04ドル、ナスダック総合指数は4日ぶりに反落し、同19.99ポイント安の2803.32ポイントで取引を終了した。VIX指数(恐怖指数)は同1.91(12.31%)高の17.43だった。フィッチが、ギリシャの長期発行体デフォルト格付けを「BBプラス」から「Bプラス」に3段階引き下げた。また、ノルウェーがギリシャに対する4200万ドルの融資を中止したことを明らかにした。そして、衣料小売りギャップが通期の利益見通しを引き下げた。これらが嫌気された。
NY円相場は反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=81円65~75銭で取引を終えた。円は対ユーロで5日ぶりに大幅反発。前日比1円15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=115円65~75銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の6月物は、前日比1.05ドル高の1バレル99.49ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。6月物は前日比16.5ドル高の1トロイオンス1508.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9530円大証終値比90円安だった。
米株が軟調で、ユーロ圏の財政不安が強まっている。このため、本日の日経平均は軟調な展開を余儀なくされそう。国内に買い材料は見当たらない。想定レンジは9400円~9700円程度。なお、大きく下がるようなら、日銀によるETF購入期待が高まる見通し。また、ザラ場中にさらなる悪材料が出ないなら、大きく下がることはなく、9500円付近で軟調にもみあう公算が大きいとみている。
物色面では、個別材料株相場の色彩が強まるとみている。例えば、スマートフォンやLEDなどの成長商品に関連する銘柄群だ。なお、20日の東電の決算発表をもって、これが当面の電力株の悪材料出尽くしとなり、売り方の買戻しのきっかけになる可能性は低くはない。本日、電力各社の株価が売り方の買戻しで戻り歩調を辿るようなら、メガバンクを含む内需の主力株も買い戻され、相場全体のマインドの悪化には歯止めが掛かる公算が大きいだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)