< 相場概況(主力株)/30日の日経平均は前日比249.71円高の9708.79円

外資系9社、売り2200万株、買い2950万株、差引き750万株の買い越し >

カブ知恵速報

カブ知恵速報

藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

03月31日 08時32分

本日の相場見通し/米株堅調と円安を好感し、堅調な展開

30日の米国株式市場は続伸し、NYダウは前日比71.60ドル高の12350.61ドル、ナスダック総合指数は同19.90ポイント高の2776.79ポイントで取引を終えた。VIX指数(恐怖指数)は同0.45(2.48%)安の17.71だった。ADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が20万1000人増と、市場予想の20万5000人とほぼ一致。着実な増加が評価された。

NY円相場は5日続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=82円80~90銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=117円00~10銭で取引を終えた。ECBが次回4月の理事会で利上げを決めるとの見方がユーロの買い材料になった。

NY原油先物相場は反落。WTI期近の5月物は前日比0.52ドル安の1バレル104.27ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。6月物は前日比7.4ドル高の1トロイオンス1424.9ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)は9770円大証終値比60円高だった。

米株が堅調で、円相場が円安に振れている。これが好感され、本日の日経平均は堅調な展開となりそう。想定レンジは9600円~9800円程度。昨日入ったと観測されるドレッシング買いは、さすがに期末当日のため明らさまには行われないが、外部環境が改善しているため、その必要もないだろう。

個別では、昨日東電(9501)が大引けで3999万400株買われたことが話題になっていた。約186億円をワンショットで、ストップ安(466円)の売り物すべてを買い上げたもよう。水増しの売り注文もあったと観測され、空売りした投資家の買戻しが本日入る公算が大きい。

また、IAEAは30日のウィーンでの記者会見で、東京電力福島第1原子力発電について、「再臨界」の可能性もあるとみて、分析作業を進めていることを明らかにしたという。このため、市場の原発事故への関心は非常に高い状態が維持される見通しだ。このような状況で、昨日一部で、政府が早ければ31日から原発施設内に樹脂を散布、使用する樹脂は合成樹脂で、栗田工業(6370)の「クリコートC720グリーン」などが検討されていると、一部で報じられている。同社の限らず、原発事故対応・事故処理銘柄への関心も高まる可能性が高いとみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)