
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
03月16日 08時40分
本日の相場見通し/東京株式市場は原発事故情勢次第という状況が継続
15日の米国株式市場は大幅に続落し、NYダウは前日比137.74ドル安の11855.42ドル、ナスダック総合指数は同33.64ポイント安の2667.33ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同3.19(15.10%)高の24.32だった。日本の原子力発電所事故の深刻化を受け、アジア、欧州など世界の株式相場が急落した。これが嫌気された。
NY円相場は3日続伸し、前日比90銭円高・ドル安の1ドル=80円65~75銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反発し、前日比1円30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円90銭~113円ちょうどで取引を終えた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の4月物は前日比4.01ドル安の1バレル97.18ドルで取引を終えた。金先物相場は3日ぶりに反落。4月物は前日比32.1ドル安の1トロイオンス1392.8ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8945円大証終値比305円高だった。
本日の日経平均は5日ぶりに反発する見通し。想定レンジは8300円~8900円程度。14日と15日の2日間で1649.28円も急落したこともあり、自律反発狙いの買いや、個人を中心とした、逆張り派の押し目買いが入るとみている。また、日銀は15日にETFを159億円買い入れており、このような政策当局の対応も前向きに評価されそう。
ただし、取引時間中に、福島原発に関するバッド・ニュースが流れたら、市場ムードは一変しよう。福島原発に関しては、チェルノブイリ原発事故のような事態になる恐れは非常に低いとの見方があるとはいえ、市場は最悪の事態を想定するものだ。このため、同原発絡みの悪いニュースが出れば、投資家は脱兎のごとく市場から逃げ出す公算が大きい。当面、東京株式市場は原発事故情勢次第という状況が継続しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)