
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月22日 08時17分
本日の相場見通し/米株下落、円高を嫌気、年初来安値更新の有無に注目
21日の米国株式市場は3日ぶりに反落です。NYダウは前日比109.43ドル安の10120.53ドル、ナスダック総合指数は同35.16ポイント安の2187.33ポイントで取引を終えました。
バーナンキFRB議長は、米上院銀行委員会で証言し、「経済見通しは異例なほど不確か」と述べました。しかし、追加の金融緩和に対しては、踏み込んだ言及をしませんでした。これが失望されました。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比45銭円高・ドル安の1ドル=87円00~10銭で取引を終えました。円は対ユーロで3日ぶりに大幅反発し、前日比1円65銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=111円00~10銭で取引を終えました。ポルトガルが実施した1年物短期証券入札が不調だったことがユーロ売り材料になりました。
NY原油先物相場は下落です。WTI期近の9月物は前日比1.02ドル安の1バレル76.56ドルで取引を終えました。NY金先物相場は小幅続伸し、8月物は前日比0.1ドル高の1トロイオンス1191.8ドルで取引を終えました。
シカゴ日経平均先物(円建て)は9200円大証終値比80円安でした。
米株下落、円高が嫌気され、本日の東京株式市場は売りが先行する見通しです。国内に相場を押し上げる材料は見当たりません。日経平均は4日続落するとみています。注目は、7月6日の9091.70円及び昨年11月27日の9076.41円をキープできるか否かです。これらを割り込むようだと、チャート的に底割れとなり、狼狽売りや、ヘッジ売りが断続的に出ることが予想されます。本日の想定レンジは、8900円~9300円程度です。
なお、今後は対ドルでの円高だけでなく、対ユーロでの円高進行もケアするべきでしょう。EU主要国の金融当局が、欧州時間の23日夕に予定していた域内銀行のストレステスト結果の公表を、約半日前倒しする方向で検討していると報じられています。この結果発表を受けて、ユーロ安が一段と加速する展開を警戒しておく必要があるとみています。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)