
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月29日 15時31分
相場概況(主力株)/29日の日経平均は前日比123.27円安の9570.67円
29日の日経平均は前日比123.27円安の9570.67円、高値は9時59分の9760.02円、安値は14時31分の9548.98円。東証一部の売買代金は1兆1138億円、値上がり銘柄数は414銘柄、値下がり銘柄数は1139銘柄、変わらずは121銘柄。日経平均は3日続落。
28日のNYダウは小幅に3日続落し、前週末比5.29ドル安の10138.52ドルで取引を終えた。G20首脳会議が首脳宣言で、財政再建を進める方針を示した。各国の歳出削減の動きなどが景気低迷につながるとの懸念が強まった。これが嫌気された。
NY円相場は5日ぶりに小反落。前週末比15銭円安・ドル高の1ドル=89円30~40銭で取引を終え。円は対ユーロで7日続伸。前週末比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=109円65~75銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落。WTI期近の8月物は、前週末比0.61ドル安の1バレル78.25ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落。8月物は、前週末比17.6ドル安の1トロイオンス1238.6ドルで取引を終えた。
米株方向感がなく、円高基調にも変化はない。国内にも積極的な売り買い材料は見当たらない。市場参加者は激減した状態になっている。このような状況下、225先物に買戻しが入り、前場の日経平均は前日比小幅高で堅調に推移した。ただし、現物の商いは非常に薄かった。
後場に入り、円高、中国株安が嫌気され、寄りから売りが先行した。上海総合指数は7日に付けた年初来安値2511.729を下回った。15日に上海に新規上場予定の中国農業銀行が公募価格の仮条件を発表。需給悪化懸念が強まったという。一方、英フィナンシャル・タイムズが、「欧州中央銀行(ECB)が昨年実施した4420億ユーロの1年物資金供給オペが7月1日で満期を迎えるのを前に、スペインの複数の銀行が、この資金供給スキームを延長しないのは「不合理」だとECBに陳情。」と報じた。また、UAEドバイ首長国の政府系企業であるドバイ・エアロスペース・エンタープライズが、エアバス、ボーイングへの航空機受注を延期またはキャンセルすると伝わり、資金繰りの不安感からドバイを中心とする中東への警戒感が再び高まった。これらを要因に、円高が進行した。
東証33業種では、情報・通信、その他製品、陸運、電気・ガスの4業種が値上がりした。一方、鉱業、不動産、その他金融、ゴム製品、非鉄金属、電気機器、証券、商品先物、卸売、繊維製品、金属製品、機械、海運、輸送用機器などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは山水電気(6793)、2位はウェザーニューズ(4825)、3位は佐鳥電機(7420)。一方、値下がり率トップはライトオン(7445)、2位はエス・バイ・エル(1919)、3位はサニックス(4651)。