三空
日本株で2億円まで資産築いた実力派トレーダー三空。株式市場だけでは飽き足らず、ついには世界を相手にデイトレデビュー!世界経済からトレード結果まで、役立つ情報が満載です。
01月16日 15時38分
日本相場師列伝 栄光と挫折を分けた大勝負 (日経ビジネス人文庫)
¥715
こんにちは、三空です。今日紹介するのは日経ビジネス人文庫から出版されている、「日本相場師列伝 栄光と挫折を分けた大勝負」です。時代は主に明治から昭和に掛けて、市場は商品の米相場と株式市場が多く取り上げられています。
この本で紹介されている相場師は総勢70人。坂田五法で有名な本間宗久、最後の相場師と言われている是川銀蔵など、誰もが知っている人物から、一発当てたが最後は破滅してしまった人物までさまざまなパターンの相場師が出てきます。
最も印象に残ったのは、秘密主義の売り将軍近藤信男のところでした。死の間際まで電話を二つ同時にかけ、右耳の電話で小豆を聞きながら左耳の電話で株の注文を出していたらしく、面会謝絶を訪れた記者は鬼気迫るものを感じたそうです。いやはや相場師とはこうありたいものですね。
他の方で長男なのに親の葬式にも顔を出さなかったという相場師もいました。ポジションを持っていたとしたら気持ちはわからないわけではないのですが・・・やりすぎですね。
その他にも、相場師にありがちなのかどうかわかりませんが、30代で相場で財を成し、40代で事業に成功し、50代で政界に打って出るパターンが非常に多く見受けられました。人間お金と地位を手に入れたらやはり名誉も欲しくなるものなのでしょうか。