auカブコム証券 自動売買技の虎の巻 - ±指値&Uターン注文 - とれまがファイナンス

±指値は●●円という株価ではなく、始値やUターン注文の前提注文の約定単価などを基準とする株価に対しての値動き幅で指値（もしくは逆指値）を注文する 発注方法です。たとえば、注文時には未確定の翌営業日の始値に対して「プラス●●円になったら売り」、またはUターン注文の前提注文の約定単価に対して「マイナス●●円になったら売り（ロスカット）」といったテクニカルな注文が可能です。

この±指値は、売りから入っても、買いから入っても利益を狙える 信用取引や先物・オプション取引での両面持ち「順張り」「逆張り」の戦略に適しています。たとえば、「始値プラス20円で新規買い」「始値マイナス20円で新規売り」の2つの注文を出せば、どちらかに動いたほうで利益を狙うことが可能。2つの注文を出しているので、この場合買えたら売り注文を取り消し、売れたら買い注文を取り消すのが基本です

さらに、Uターン注文を利用して、±指値を前述のW指値などと組み合わせて発注することで、より高度な自動売買が出来ます。Uターン注文とは、新規売買と反対売買を一度に予約する発注形態で、例えば現物株の場合「585円で買い、620円で売る」といった一連の注文がまとめて可能。ただし、Uターン注文時には注意が必要で、反対売買の売却（返済）方法設定画面の入力中に、前提となる買付（新規）注文が約定した場合、反対売買の注文は受け付け出来ずエラーとなります。

右上記の図に、Uターン注文の活用術をご紹介しますので、積極的に御活用いただければと思います。現物株だけでなく、リスク管理がより求められる信用取引、先物・オプション取引においても、役立つことでしょう。