auカブコム証券 自動売買技の虎の巻 - W指値 - とれまがファイナンス

W指値とは、「指値」と「逆指値」の機能を併せ持った注文形態。最初に市場に出ているのは指値注文ですが、株価が逆指値で設定した条件に達した場合に、その指値注文を訂正するシステムとなっています。つまり注文が株価動向によって自動的に訂正されるため、時価の上下で利益確定とロスカットを同時に仕込むことが出来るのです。

ただし、W指値を発注する際、値幅制限エラー等によって、訂正元となる最初の指値注文が市場に発注されていない状態だと、借りに逆指値の条件に達しても注文は訂正されませんので、約定もされません。

また、通常のW指値は、「指値」と「逆指値」の２つの売値をターゲットとしていますが、「W指値（不成）」で発注することで、「引値」をもターゲットとすることが可能になります。『今日中に何とか売りたい株がある。でも株価の動きを睨みつつ、出来るだけ高値で売りたい。』そんな時に便利な注文方法です、「指値」で売れれば理想的ですが、もしも株価が下がるようなら、「逆指値」で指値を切り下げる。結局、株価の値動きが小さくて「指値」でも「逆指値」でも約定しない場合には、「不成（引け成行）」での約定が見込める三段構えに出来るのです。