【あらすじ】
バリュー投資理解への第二歩として、PBRの概念を学び始めた萌絵。そこに立ちはだかるのはバカの壁だった。
「いいですか、総資産というのは、会社が持っている全ての資産のことです」
「たとえば?」
「例えば、土地と建物であったり、パソコンやコピー機などの備品と商品、作りかけの商品などを全てひっくるめて数字で評価して帳簿に載せた総額を総資産と呼びます」
「じゃあ、総資産と純資産はどう違うんですか?」
「総資産というのは、資産の全て。純資産というのは、企業が持つ資産のうち、純粋にその企業に帰属する資産です」
「純粋に帰属するとか、しないとかってどうやって決めるんですか?」
「簡単に言うと、総資産から負債を引いたら純資産になります」
「どうして?」
「それは、土地や建物はお金を借りてこないと買えませんよね?お金を借りると、それは負債になりますね?」
「それは・・・なんとなく分かりました」
「ちょっと、乱暴な言い方をしますが、負債があるということは万が一お金が返せなくなったときに、総資産のうち担保として預かっていた負債と同じ額だけの資産はお金を貸してくれている人に渡さないといけませんよね?」
「はい」
「すると、総資産のうちの全ては、純粋にその企業のものではないですよね?」
「うーん。。そうかもしれない」
「負債を全て返済しても、残る分が純資産なんですよ」
「あ、なーんだ!分かったかも!」
「そう、それが解散価値と言われる所以です」
「へ?」
分かったところへ、また意味不明の言葉が出た。
07月07日 11時51分