15日の米国株式市場では、NYダウは続伸。前日比43.97ドル高の11659.90ドル、ナスダック総合指数は小反落し、同1.15ポイント安の2452.52ポイントで取引を終えた。原油先物相場が一時111ドル台と5月初め以来の安値を付けたことで、ナスダック市場は利益確定売りに押されたものの、NYダウは続伸した。また、8月のNY連銀景気指数が4カ月ぶりにプラスに転じ、市場予想を上回ったことも買い材料となった。シカゴ日経平均先物12960円大証終値比70円安だった。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の9月物は前日比1.24ドル安の1バレル113.77ドルで取引終えた。一時は111.34ドルまで下げた。OPECが、世界的な景気減速を理由に08年の世界の石油需要見通しを前月から下方修正し、世界の石油市場見通しは下振れリスクがあるとの認識も示したことが嫌気された。NY金先物相場は続落した。12月物は前日比22.4ドル安の1トロイオンス792.1ドルで終えた。早朝に時間外取引では一時777.7ドルまで下げ、約9カ月ぶりの安値を付けた。為替市場でのドル高が嫌気された。
米国株がそれなりに堅調で、原油価格が下落基調で、為替市場では1ドル=110円台の円安水準で推移している。これは東京株式市場にポジティブに作用する見通し。一方、日米共に不動産不況が続き、それに伴う金融機関の損失拡大懸念も燻っている。これはネガティブ要因として、相場の足を引っ張ろう。この好悪材料が相殺され、日経平均は膠着感を強める公算が大きい。想定レンジは12800円~13300円程度。半導体関連中心に国際優良株の堅調、資源、不動産、銀行の軟調をイメージしている。
(株式会社 カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
08月18日 07時59分
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